俳優の伊藤英明(44)主演のTBS系ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(金曜午後10時)の第6話が21日に放送され、平均視聴率が7・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが25日、分かった。

同ドラマは、僧侶であり救命救急医でもある伊藤演じる主人公・松本照円の奮闘を通して「生きることとは、そして死ぬとは何か」を問う一話完結形式の医療ヒューマンドラマ。

第1話からの視聴率は11・3%、10・3%、8・2%、8・1%、9・0%だった。

第6話の内容は、幼なじみの父・憲次(泉谷しげる)から、手術では取り除くことが出来ない肺腺がんにかかっていることを告白された松本(伊藤英明)は、延命治療を拒む憲次に治療を受けるべきだと薦める。だが、医者として治療を薦める松本は、憲次は「お坊さんとしてなら?」と問われると、延命治療をせず親族にみとられ亡くなった石川の姿が脳裏をかすめ、医者として、僧侶として思い悩む。

あおば台救命救急センターのスタッフルームでは、転科してきた児嶋先生(松本穂香)を囲んで和やかな時間を過ごしていた。すると、いつものようにホットラインが鳴り、倒壊事故で意識不明の30代の男性と60代の男性2人を受け入れることに。さらに、新たにボウリング場でケガをしたという40代の男性も搬送されてきたが、救急車から運びだされた患者は、なんと整形外科医の藍田先生(堀内健)だった。

松本・児嶋・吉田(谷恭輔)・長見(うらじぬの)らが懸命に処置を続けていると、先にホットラインが入っていた倒壊事故により意識がない患者・和田洋平(吉沢悠)が搬送されてきた。アラーム音が響く危機的状況の中、洋平の処置に入った三宅(中谷美紀)はがくぜんとする。

ある日、濱田(ムロツヨシ)は、理事長の渋沢(余貴美子)から、状態が悪くリスクは大きいが、病院の宣伝に使えると大物芸能人御代田(藤井隆)の手術を持ち掛けられる。いよいよオペの日、オペの見学に行った児嶋は、患者のある異変に気が付く…。