女優石原さとみ(33)主演の4月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(木曜午後10時)の新キャストが25日、明らかになった。

石原演じる葵みどりが働く、萬津総合病院薬剤部のメンバーとして、桜井ユキ(33)井之脇海(24)金沢美穂(25)が出演する。

調剤のプロ中のプロ、刈谷奈緒子役の桜井は「刈谷の仕事に対する一本筋の通った姿勢は自分の中で意識して演じていこうと思います。豊富な薬の知識を持つ薬剤師は、医師や看護師と同様に医療のエキスパートだと思っています。裏方で目立たない存在だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。この作品で関心や理解を深めていただき、実際に働いていらっしゃる薬剤師の皆さんに対する意識や目線が変わればすてきだと思います」。

キャリア3年目の若手病院薬剤師で、ムードメーカーでいじられキャラの羽倉を演じる井之脇は「このドラマで描かれる薬剤師は、患者さんが治療を終えた後のことまで考えて、人生に寄り添い、薬を調剤しています。正直、今まで知らなかった仕事内容に驚くと同時に、薬剤師さんに対する感謝の気持ちが沸いてきました。僕が受けたこの感動が、見ている方にも伝わればいいなと思います」。

うわさ話が大好きなキャリア4年目の薬剤師・工藤虹子を演じる金沢は「以前、風邪をひいて“早く治さなきゃ”と心も体も疲労している時に、薬局で薬剤師さんが優しく丁寧に声を掛けてくださり、救われたことがありました。ドラマを通じて、どこかでホッとするような瞬間をお届けできるように努めますので、よろしくお願い致します」と話している。

フジテレビ第一制作室の野田悠介プロデューサーは「ベテラン薬剤師の刈谷奈緒子は芯が強く、葵みどりとはやり方も働き方も何もかも相反する人物です。お互いを認めないふりをしつつも認め合っている2人。石原さとみさんと桜井ユキさんのコンビ感、やりとりにもご注目下さい。そして、羽倉龍之介は笑顔がチャーミングで、皆から愛される人物です。しかし、彼には薬剤部のメンバーに秘密にしている裏の顔があります。その二面性のある人物を井之脇海さんなら演じ分け、さらに愛されるキャラクターへと昇華していただけると考え、お願いしました。そして、工藤虹子は、病院内のゴシップやうわさが大好物の人物です。金沢美穂さんは中国人の役であれば、本物の中国人と間違われるほどその役に入り込むタイプの方という印象です。金沢さんがどのように工藤虹子を表現していただけるのか今から楽しみです。それぞれのキャラクターが織りなすチーム感。それはバラバラなようでつながっている。病院薬剤師が普段行っている仕事のスピード感、仕事量、薬に関する知識など、さまざまな部分に注目していただきたいです」と話している。