3日に放送された、俳優向井理(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」(火曜午後9時)の第8話の平均視聴率が6・4%(関東地区)だったことがビデオリサーチの調べで分かった。関西地区は7・5%。

白河圭太(向井)は14歳の娘・瞳(山田杏奈)と2人で暮らす建築確認検査員。9年前、弁護士で上昇志向の強い元妻・仙台由貴子(仲間由紀恵)が家を出て行って以来、シングルファーザーとして奮闘しながら娘と良好な関係を築いてきた。だが、その娘が誘拐されたことから事件が始まる。誘拐事件を仕掛けたのは、瞳の実の母親である由貴子だった。そして、その事件は10年前の火事にまでさかのぼる。

圭太の幼なじみ石川菜七子を演じるのが仲里依紗(30)だ。「元気が良くて、菜七子が出てくると場が明るくなるようなイメージの人です。序盤は視聴者のみなさんに一番落ち着いていただけるキャラクターだったのに、途中から『この人も何かあるの?』という役です。菜七子のちょっとした表情やしぐさに注目していただいて、あとで『あの時の表情はそうだったんだ』と答え合わせをしていただけるような楽しい役だと思っています」と話している。

第8話では、瞳(山田)を誘拐した由貴子(仲間)を法の下で裁くため、帝東建設戦略室長の宇都宮竜二(渡部篤郎)と手を組むことにした圭太(向井理)。社長の長沼(佐野史郎)の失脚をもくろむ竜二の指示どおり、帝東建設の不正の証拠を週刊誌にリークする。

その直後、竜二を尾行していた翼(松村北斗)から、菜七子(仲)が竜二と2人で会っていたことを聞かされ、がくぜんとする。菜七子らしからぬ行動に疑問を感じる圭太。問い詰めると、菜七子は圭太が今まで知らなかった長年の秘密を打ち明ける。

その頃、由貴子は3億円がある人物の手元にあることに気づき、次の手に出る。そして、今度こそ誰にも邪魔させないと細心の注意を払い逃亡を図るが、そこへ再び圭太が立ちふさがる。