覚せい剤取締法違反と医薬品医療機器法違反の罪で起訴された歌手槇原敬之(本名・範之)被告(50)が留置された東京湾岸署に5日、多くの報道陣が駆けつけた。

前日4日に起訴され、槇原被告の弁護人が東京地裁に保釈を請求していた。早ければこの日に保釈されることも予想され、午前から同署には30~40人の報道陣が集まった。時折、ファンの姿も見られ「(槇原被告を)見てみたかったので」などと話した。

槇原被告は18年春、当時住んでいた東京・港区のマンションで、覚醒剤と危険ドラッグ「ラッシュ」を所持した疑いで、先月13日に警視庁組織犯罪対策5課に逮捕された。捜査関係者によると槇原被告は大筋で容疑を認めているが、「長い間薬物は使っていない。検査しても使用反応は出ないと思う」などと供述。警視庁が行った尿検査の結果は陰性で、違法薬物の成分は検出されなかった。一方、同課は槇原被告が現在住んでいる渋谷区の自宅からもラッシュとみられる液体や割れたガラス製パイプを押収。詳しい鑑定を進めていた。