俳優向井理(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」(火曜午後9時)の10日に放送された第9話の視聴率が6・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。前回の6・4%より0・5ポイント、アップした。

初回から8・9%、7・9%、6・7%、6・2%、5・4%、6・4%、6・0%、6・4%だった。

関西地区は9・2%。前回の7・5%より1・7ポイント、アップした。初回から11・8%、10・1%、7・9%、9・7%、8・9%、8・5%、7・1%、7・5%だった。

白河圭太(向井)は14歳の娘・瞳(山田杏奈)と2人で暮らす建築確認検査員。9年前、弁護士で上昇志向の強い元妻・仙台由貴子(仲間由紀恵)が家を出て行って以来、シングルファーザーとして奮闘しながら娘と良好な関係を築いてきた。だが、その娘が誘拐されたことから事件が始まる。誘拐事件を仕掛けたのは、瞳の実の母親である由貴子だった。そして、その事件は10年前の火事にまでさかのぼる。

第9話で、圭太の元妻の由貴子(仲間)を乗せ海へ走り去った小型船が、圭太と幼なじみの石川菜七子(仲里依紗)の目の前で爆発した。状況から見て由貴子が生存している可能性は低く、事態は思わぬ形で幕切れを迎えたかに見えた。しかし、警察の調べにより、爆発が事故ではなく故意である可能性が浮上し、疑いの目は元夫の圭太にも向けられる。

一方で、ピアニストの伊達翼(松村北斗)の母親が亡くなった10年前の火事についても、新たな事実が判明する。翼は、現場となった別荘で幼い自分が目撃した男は帝東建設の宇都宮竜二(渡部篤郎)だとにらんでいた。だが、竜二は火事への関与を否定し、代わりに圭太と翼に驚くべき秘密を打ち明ける。

圭太は、突然母親を失った瞳(山田)の複雑な心中を知り、由貴子の死の真相を突き止めようとしていた。そんな父親を心配して瞳が帰宅すると、家には怪しい人物の影があった。