“やらせ疑惑”が報じられ休止していた、日本テレビ系バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ」(日曜午後7時58分)の人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」が8日、約1年4カ月ぶりに放送された。

冒頭、企画に出演する宮川大輔(47)の楽屋を訪れたスタッフが「宮川さん、大変ご迷惑をお掛けしました」と謝罪。「祭りを再開させていただきたいと思います」と声をかけると、宮川は「えー、まじで?ウソやん!」。再びスタッフが「これからはより正確な情報を皆さんにお届けしていきます」と話すと、宮川は「その辺ちゃんとしてね」と諭しつつ、「むちゃくちゃうれしい!」と喜んだ。

今回はアメリカの「フルーツケーキ祭り」に挑戦。期限切れのフルーツケーキを使った町おこしの祭りと紹介された。宮川は「こうやって再開できまして、涙が止まらなくて、泣かんとこ、と思ってたんですけど…」などと話し、久々の企画再開に終始ウルウル。終了すると「終わるまで内心ドキドキで」と話すと言葉を詰まらせた。

プレッシャーもあったと言い、「うれしかったし、めっちゃ楽しかったです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします」と笑顔を見せた。

同企画では17年2月放送の「カリフラワー祭りinタイ」や18年5月放送の「橋祭りinラオス」が実際には祭りとして存在しないと一部週刊誌で報じられた。審議入りした放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は「放送倫理違反があったと言わざるを得ない」と発表。今年2月に同局小杉善信社長が定例会見で放送再開を明かしていた。