エリザベス女王が8日朝、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻をウィンザーの教会で行われた礼拝に招待。メーガン妃が1月の離脱発表後初めて、女王と対面したことがわかった。

関係者はピープル誌電子版に、「女王が夫妻を教会に招いたのは、本当にお優しい心遣いだった。夫妻が今もなお、ファミリーの一員であることを示すものであり、家族全員が互いに愛し合っている」と話している。

同紙が掲載した写真によると、メーガン妃は、ロイヤルファミリーが結婚式などの公式行事で身に着けるファシネーターと呼ばれる飾りを頭に付け、耳には大きなエメラルドのイヤリングをしている。

ヘンリー王子は黒いスーツに紺と赤のストライプのネクタイ姿。女王はライトブルーのアンサンブルにおそろいの帽子をかぶっている。車のウインドー越しのメーガン妃はハッピーでリラックスした表情だが、自ら車を運転している王子はややシリアスな表情だ。

ヘンリー王子は離脱発表以来、女王と何度も顔を合わせており、1日には女王が王子をウィンザー城でのランチに招き、4時間にわたり水入らずで語り合ったと報じられた。

関係者によると、女王はこの時、王子に対し、「あなたとメーガンの気が変わるようなことがあれば、いつでも戻ってきなさい」と言っていたという。

女王は王子夫妻の離脱発表後、「ハリー、メーガン、アーチーの3人は今後もずっと、私がとても愛する家族の一員です」との異例の声明を発表しており、まさにその言葉を裏付けているかのようだ。

ヘンリー王子夫妻は7日、「マウントバッテン音楽祭」に出席。9日、ウェストミンスター寺院で開かれるコモンウェルスデー式典にて、ウィリアム王子夫妻やチャールズ皇太子夫妻ら他のロイヤルファミリーと顔を合わせる。(ニューヨーク=鹿目直子)