テレビ東京は10日、4月期の番組改編を発表。19日の放送をもって12年の歴史に幕を閉じる「二代目和風総本家」の後番組に、ユースケ・サンタマリア(48)新井恵理那(30)が司会を務めるバラエティー「ナゼそこ?」(4月2日スタート、木曜午後9時)を編成する。

同番組は、現在月曜午後9時放送中の「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」のリニューアル版。枠移動に伴い、世界から国内を中心にした「ナゼそこ?」に迫る番組に一新する。

番組を担当する福本俊二プロデューサーは「テレビ業界的に、『世界』にフォーカスする番組が増えてきた。逆に戻って、日本を再発見する企画を放送すると数字的にも良かった。日本にも『ナゼそこ?』はいっぱいあった。灯台下暗しという感じです」と話す。

番組で特に反響が大きかった、人気の「秘境ネタ」もブラッシュアップして放送予定。日本の人里離れた場所に住む人を探すテレビ朝日系「ポツンと一軒家」もあるが、「田舎だけではなくて、都会にも『なぜこんな家が?』という疑問はある。『ナゼそこ?』はネタの幅が広いことが売り。ワンコンセプト番組ではないので、いろんなネタを入れていける。面白くなるんじゃないかなと思います」と番組ならではの特色を出すという。

同局の木曜ゴールデン帯は枠を拡大した特番編成も多く、「子どもも、ファミリーでも見られるような番組にしたいです」と話している。