タレント岡田結実(19)が、大手芸能事務所オスカープロモーションを今月末で退所することが10日、関係者への取材で分かった。4月からは別の事務所に移籍して芸能活動を続けるという。女優業にもっと力を入れたい岡田にとって、バラエティー番組の仕事の比重が大きいなど、事務所との間に方向性の違いを感じていたことなどが理由とみられる。

岡田は17年公開の映画「傷だらけの悪魔」に出演して女優デビューした。その後は18年にテレビ朝日系「静おばあちゃんにおまかせ」、19年の同局系「私のおじさん」、今年1月期のテレビ朝日系「女子高生の無駄づかい」などで主演し、近年はほぼ年1作ペースで女優としての大きな仕事をこなしてきた。

一方で、他の仕事は、明るい性格を生かしたバラエティー中心だった。16年に同事務所に所属し、父のお笑いタレント、ますだおかだ岡田圭右の長女として注目を浴び、一気に人気を得ていた。バラエティー番組以外でも、イベントなどで報道陣を前に「閉店ガラガラ」など、父のネタをまねて披露することが定番になっていた。

4月15日に20歳になる。節目の年に新たな生き方を目指して退所の決意を固めた側面もあると思われる。