女優ら複数の女性にセクハラや性的暴行を行った容疑で有罪判決を受けた元大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン被告(67)が、米女優ジェニファー・アニストン(51)に対して過去に「殺されるべきだ」と発言していたと報じられた。

同被告の長年に渡る性的虐待が暴露された2017年10月にナショナル・エンクワイアラー誌がアニストンも同被告からセクハラを受けたとする記事を掲載するにあたってコメントを求めた記者に宛てた返信メールで、殺害予告とも受け取れる発言をしていたことが米バラエティー誌が入手した裁判資料で明らかになった。

05年に映画「すべてはその朝に始まった」で同被告と一緒に仕事をしたアニストンは、撮影中にお尻をつかまれるなどセクハラ行為を受けたと報じらたが、アニストンの広報担当者は「真実ではない」とセクハラを受けたことを否定していた。アニストンはその後、ワインスタイン被告から妻が立ち上げたブランドの洋服を映画のプロモーションで着用するよう強要されたことを告白していた。有罪判決を受けた同被告は11日に量刑が言い渡されることになっており、最長で20年以上の禁錮刑が見込まれている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)