エリザベス女王(93)とフィリップ殿下(98)夫妻が新型コロナウイルス危機対策のため、バッキンガム宮殿から別荘のウィンザー城に避難したと、英サン紙が14日報じた。

同紙によると、女王と殿下夫妻は12日、ウィンザー城へと車で退避したが、英国内でのコロナ感染が拡大すれば、城にとどまる予定という。情報筋は同紙に、「女王はお元気だが、退避させるのが最善だと検討された」と語っている。

情報筋はまた、「宮殿は世界中の政治家や政府の要人らが常に訪問する場所であり、女王は最近まで、大勢の人々と対面された。94歳のお誕生日を数週間後に控え、王室のアドバイザーたちも大事を取るのが最善と考えた」としている。

英国内では1400人の感染者が報告されており、21人の死亡者が確認されている。同紙によると、バッキンガム宮殿はロンドン中心部にあり、大勢のスタッフを抱えるため、危険な場所となるのは必至だという。

宮殿内にはおよそ500人のスタッフがいるが、ウィンザー城には100人のスタッフ、サンドリンガム宮殿にはわずかしかいない。情報筋によると、状況次第では、女王夫妻をサンドリンガム宮殿に隔離することも検討されているようだ。

女王は10日、宮殿内でレセプションを開いたが、出席した政府高官らとの握手は控えた。しかし、11日に対面したマーク・コンプトン教授を握手で迎えていた。5月と6月には、宮殿内に3万人のゲストを招いてガーデン・パーティーが予定されているが、中止または延期になるとみられている。(ニューヨーク=鹿目直子)