5月から7月まで東京・歌舞伎座で行われる市川海老蔵(42)の13代目市川團十郎白猿襲名披露興行に長女の市川ぼたんこと麗禾ちゃん(8)が出演することが19日、分かった。

麗禾ちゃんは新橋演舞場で父海老蔵が座長の歌舞伎公演に出演したことはあるが、歌舞伎座に登場するのは初めて。400年を超える歌舞伎の歴史の中でも、大名跡の襲名披露興行に女の子が出演するのは異例のこと。62年の海老蔵の祖父11代目團十郎襲名興行で、9代目團十郎の孫の女優市川翠扇が「團十郎娘」に出演したが、58年ぶりの女性登場となる。

麗禾ちゃんが出演するのは、7月第2部の「團十郎娘」で、海老蔵は出演せず、中村獅童と市川右団次が共演。同じ第2部「山姥」では、8代目市川新之助を襲名する弟の勸玄くん(6)と海老蔵が共演する。

そのほか、新團十郎弁慶の「勧進帳」は5月が富樫に松本幸四郎、義経に市川猿之助、6月は富樫に片岡仁左衛門、義経に坂東玉三郎、「助六」の揚巻は5月は尾上菊之助、7月は中村七之助が出演する。