世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭(フランス)が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期することが決まった。

映画祭事務局は19日(日本時間20日)、5月12日から同23日まで予定されていた日程を、6月末から7月初旬に延期すると発表した。日程に影響が出るのは、映画製作の手法を改革しようとしたゴダール監督とトリュフォー監督が学生、労働運動と連帯して作品の上映中止に動き、会期途中で中止に追い込まれた68年以来52年ぶり。感染症で日程が変更されるのは初めて。

事務局は公式サイトで「全世界が健康危機に陥った中、延期します。また近いうちにお会いしましょう」と開催に意欲を示した。開催の可否の判断は4月中旬までに行う。