アンジュルムの室田瑞希(21)が22日、都内で行われたハロー!プロジェクトのコンサートで、グループおよびハロプロを卒業した。コンサートは当初、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止となったが、公演の一部を無観客にて実施し、この日はCSテレ朝チャンネル1で生中継された。

室田はコンサートで、ファンやメンバー、スタッフに向けて手紙を朗読後、悲しい時や落ち込んでしまう時に聞いて励まされたというアンジェルムの曲「君だけじゃないさ…friends」をソロで歌唱。瞳をうるませながらも笑顔を見せた。

コンサートの終盤にはアンジュルム全員でファーストシングル「大器晩成」や「46億年LOVE」、コンサート大トリの「友よ」まで5曲を披露した。

ライブを終え、室田が「みなさん来てください!」と声をかけ、出演したハロプロの他のグループがステージ上に再登場。アンジュルムリーダー竹内朱莉(22)の提案で全員手をつないであいさつし、室田が「アンジュルムでの約5年間、本当にありがとうございました!」と皆に告げ、ライブは終わった。

室田は卒業後も芸能活動を継続する。グループでの経験を生かしつつ、新しいジャンルへも挑戦し、表現の幅を広げていきたいという。

また、22日深夜0時から室田ソロバージョンの「君だけじゃないさ…friends」が主要音楽配信ストアで順次配信リリースされることも決まった。

以下、室田の手紙全文。

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まず、卒業コンサートが無観客中継という形になったことを本当に残念に思います。でも、ライブできることに、感謝しています! 中継で見てくださっている方、本当にありがとうございます。

私は小さい頃、物心ついた頃からずっとアイドルになりたい! と言っていました。スマイレージ2期メンバーオーディションを初めて受けて、残念ながら落選してしまったけど、やっとの思いでハロプロ研修生になり、アンジュルムに入ることができました!!  アンジュルムには、個性のつまったすてきな先輩方が沢山いて、そんな先輩方に囲まれた中で、後輩もどんどん入ってきて、時が経つにつれて、本当に面白いグループだなー。と感じるようになりました。そんな面白いメンバーに囲まれていたからこそ、乗り越えられたことも沢山あります!

アンジュルムのコンサートは愛があふれています。それは、ステージを一緒に作ってくださったスタッフの皆さんが、沢山私たちに愛を注いでくださっていたからだと思います。本当にありがとうございます! それからファンの皆さん。皆さんは私たちメンバーが何をしても笑ってくれて、盛り上げてくださいました。アンジュルムがフェスに出る! ってときも一緒に喜んでくれて熱い応援をしてくださって、本当に感謝しています。

そしてアンジュルムのみんな! 私は、みんなに出会えたことがなによりもうれしいです! ふわふわした癒やしの後輩たち、りんちゃんとはち、れいら! いつもありがとう!! そして、しっかり者に見えるけど、ちょっと抜けてるかむ、いろんな場所に一緒に行ってくれてありがとう! 

気遣いが抜群だけど、みんなにかまちょのふなちゃん! MCをいつもまとめてくれてありがとう! ももな! 後輩だけど、いつも、ももなから沢山のことを学ばせてもらってます! ありがとう! かみちゃんは、私の初めての後輩です。本当に妹みたいに人懐っこくて、かわいいなと思います! そんな後輩がいて私は幸せ物です!ありがとう!

泣き虫なさっちゃん!加入当時は本当に沢山けんかしていたけど、けんかするほど仲が良くて、いつの間にか私の中で戦友って感じでした! いつも足のマッサージありがとう! そしてすてきすぎるリーダーのたけさん! たけさんは、本当に尊敬している先輩です! 器が大きくて、たけさんを見て、何度もこんな人になりたい! って思ってました! たけさんの言葉に、沢山助けられました! 私と出会ってくれてありがとうございます!以上!! アンジュルムとして活動してきた約5年間、本当にありがとうございました! アンジュルム、室田瑞希。