アーノルド・シュワルツェネッガー(72)が24日、災害や事故による負傷者に対し、最初に対応する“ファースト・レスポンダー”、つまり、救急隊、消防隊、警察などを支援する基金「フロントライン・レスポンダーズ基金」に100万ドル(約1億1000万円)を寄付したことをツイッターで明かした。

米情報サイトTMZによると、シュワルツェネッガーは、フレックスポートという団体が運営する寄付型クラウドファンディング「GoFundMe」を通じ、同基金への寄付を行ったという。フレックスポートは、世界中のさまざまなチャリティーのために必需品の輸送を専門としており、現在はコロナウイルス対策のための支援にフォーカスしているという。

元カリフォルニア州知事のシュワルツェネッガーはツイッターで、「ソファに座り、悪状況について愚痴をこぼすことよりも、状況改善のためにそれぞれの役目を果たすべきだと常に信じてきた。これこそが病院の前線で戦う、我々の真のアクション・ヒーローたちを守る簡単な方法であり、その助けになれて光栄です」とコメント。フォロワーたちにも、「我々のヒーローたちを支援するために、できるだけのことをしよう」と呼びかけている。 

フレックスポートのもとには、すでに総額320万ドル(約3億5200万円)の寄付金が集まっており、マスクや手袋などの必需品を貨物機や貨物船などで製造元から目的地へと運び、病院などへ届ける資金として使用されるという。(ニューヨーク=鹿目直子)