俳優山崎賢人(25)が25日、東京・丸の内ピカデリーで、主演映画「劇場」(行定勲監督、4月17日公開)の完成記念イベントに出席した。

約800人収容の劇場で行われたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客で行われた。山崎、松岡茉優(25)寛一郎(23)、原作小説を書いたお笑いコンビ、ピース又吉直樹(39)、行定監督は、観客のいない客席に座りトークを行った。

通常の舞台あいさつとまったく違う雰囲気に戸惑った様子の山崎は「本当にいい作品になった。お客さんに見ていただきたかったんですが、ご時世で…。映画の魅力を伝えられるように頑張ります」とあいさつした。最後のコメントでも「お客さんのいない劇場はさみしい。お客さんにみてもらって作品は成立する。魅力を伝えられるようにしたい」と話した。

演劇に熱中する青年と、支える女性を描いた物語。山崎が、松岡と自転車に2人乗りしたシーンについて「すごい頑張った。見てほしい」と言うと、松岡も「(山崎の)せりふが4ページくらいあって、長回し。1回もかまないんですよ。信じられない」と絶賛した。

行定監督と親交のある韓国のポン・ジュノ監督からもメッセージが寄せられた。