ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が、ビル・ゲイツ夫妻のチームのトップの1人を引き抜いたという。すでにカナダからロサンゼルスに移り、新生活をスタートさせたと報じられている夫妻だが、夫妻の新たなチャリティ事業のチーフ・スタッフ及びエグゼクティブ・ディレクターとして、キャサリン・サンローラン氏を雇ったとニューヨーク・ポスト紙が報じている。

サンローラン氏は現在、メリンダ・ゲイツ夫人の女性と家族を支援する財団「Pivotal Ventures」のディレクターを務めている。ポスト紙は、同氏が友人や同僚たちに送った報告のメールを入手しており、メールには、「来週から、私はメーガン・マークルとハリーによる新たな非営利事業のスタッフのチーフ、およびエグゼクティブ・ディレクターを務めることになります。2人は新たな事業に乗り出しますが、そのビジョンの実現をサポートする役割を担えることに興奮しています」と書かれているという。

関係者は以前、同紙に、ヘンリー王子夫妻の新事業について、「夫妻が立ち上げるのは、従来のチャリティではない。世界に変化を与える新たな方法を見つけたがっている」と話していた。

サンローラン氏はメリンダ夫人による、世界中の女性たちを支援するための画期的なキャンペーンの指揮を取った人物。モントリオール出身で、ジャスティン・トルドー首相夫妻や、メーガン妃の親友ジェシカ・マルロニーとカナダ元首相の息子であるベン・マルロニー夫妻を通じ、王子夫妻と知り合ったとみられている。ポスト紙は、ヘンリー王子夫妻はパワフルな「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」に習い、新事業を立ち上げようとしているのではないかと報じている。

関係者が同紙に明かしたところによると、夫妻はカナダがコロナウィルス対策で国境を封鎖する数時間前に、息子のアーチー君を連れてカナダを後にし、ロサンゼルスに新居を構えたようだ。(ニューヨーク=鹿目直子)