宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)は30日、3月末まで上演を取りやめていた兵庫・宝塚大劇場の花組公演と、東京宝塚劇場の星組公演などについて、4月12日まで中止期間を延長すると発表した。

劇団は「その後の政府および地方自治体の方針を踏まえて、公演中止期間を延長させていただくことといたしました。ご観劇を心待ちにしておられたお客様には深くおわび申し上げます」とした。

宝塚大劇場では、花組新トップ柚香光の本拠地お披露目となる「はいからさんが通る」が3月13日開幕予定も中止延長が繰り返され、初日は先延ばしになったまま。同25日には、3月末までの中止を決めていた。同劇場千秋楽は4月20日の予定になっている。

東京宝塚劇場は、3月22日の雪組公演千秋楽でいったん再開したものの、その後は同27日開幕予定だった星組公演の上演を見送っていた。

また、宙組のTBS赤坂ACTシアター「FLYING SAPA」も4月12日までの公演を中止(千秋楽は15日)。宙組スター桜木みなとの東上初主演作、東京・日本青年館ホールの「壮麗帝」は、4月4日の千秋楽まで全日程が中止。大阪(シアター・ドラマシティ)公演も12日まで、取りやめる。同劇場での公演期間は19日まで。