タレントで実業家でもあるカイリー・ジェンナー(22)が、新型コロナウイルス感染拡大を受けて自身のスキンケアブランドで消毒ジェルを製造し、南カリフォルニア州の病院に配布することを明かした。

ニューヨーク・ポスト紙によると、ジェンナーのスキンケアブランドを傘下に持つ化粧品ブランド、コティの工場で製造されるため、ジェンナーのブランドの製品の製造には支障はないとしている。消毒ジェルのボトルには、コミュニティーを支えるために第一線で対応する人たちにささげるメッセージが添えられているという。

モデルとしても活躍するジェンナーはリアリティー番組でおなじみのカーダシアン家の末っ子として知られ、2018年には米経済紙フォーブス誌が毎年選出する「米国で最も稼いだ女性起業家」60人のリストに史上最年少の若干20歳で選ばれており、総資産は1000億円超えと言われている。一般家庭だけでなく、医療現場でも手指の消毒剤不足は深刻で、ルイ・ヴィトンやディオールなどの高級ブランドが化粧品工場で消毒液を製造して病院に無償提供することを発表している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)