新型コロナウイルスの感染拡大を受け、GLAYが5月16日に予定していたナゴヤドーム公演と、同30、31日に予定していた東京ドーム公演が中止となった。3日、公式サイトで発表した。

サイトでは「アーティストおよびスタッフ一同、公演の開催に向けて準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ご来場されるお客様とそのご家族、アーティスト、関わる全てのスタッフ、関係者の健康と安全を最優先に考え、開催を中止させていただくこととなりました」と伝えられた。

また、12月19日に開催予定の札幌ドーム公演は「今後の感染拡大の状況を見ながら政府および自治体の感染防止対策方針のもと、適宜判断を行います」としている。デビュー25周年の公約の1つとして掲げていた海外ロングツアー開催についても、「感染状況が沈静化するまで先延ばしさせていただきます」とした。

リーダーのTAKUROは「中止の報告は苦渋の決断」としながらも、「来ていただくお客様を遠くから迎え入れることのリスク、主催者であるメンバーやスタッフが笑顔で迎え入れることが困難なこと、皆様の安全や健康を守るのは至極当然として、ここから5月の本番を支えてくれるあらゆるスタッフや関係する全ての人々の健康を守るために、5月のコンサートは全て中止とさせていただきます」とコメント。

「ツアー開始までの事前準備やリハーサル、打ち合わせを含めた1カ月半の間、大勢の人間が関わり準備を進めるため、その都度感染リスクを高めることはHOTEL GLAYの望むことではないと判断しました。ファンの皆様には、GLAYのこの判断にご理解いただけるようお願い申し上げます」と呼びかけた。

また、医療従事者に1000万円を寄付することも発表した。