放送20年目を迎えた「水野真紀の魔法のレストラン」(MBSテレビ、水曜午後7時=関西ローカル)に出演する水野真紀(50)が10日、新型コロナウイルスによる肺炎で70歳で亡くなった志村けんさんとの思い出を語った。

志村さんは同番組の初回ゲストだった。当初のセットが斬新なものだったことや、番組が始まったばかりで慣れないということもあり、初回収録は深夜になったという。水野は「それでも志村さんは、落ち着いた感じで、怒る様子もなく、付き合ってくれたことをとても覚えています」と振り返った。

「あれだけのベテランの方が…。一般の方がコントとかで見る志村さんとは、また違う志村さんがそこにいました。あの大変だった収録初日は忘れられません」

新型コロナウイルスの影響で飲食店は苦しい状況が続く。持ち帰りを行う店も増える中、V6長野博(47)は「おいしいものを食べるって幸せじゃないですか。この幸せを家でも感じられるってすごくうれしいです。普段やらないことをすることで、新しい発想が生まれるのかなと思います」と前を向き話した。

水野は、付き合いのある店や近隣の店に「テークアウトやってますか」「今大変ですよね」と声をかけるようにしているという。

「そうすることで、自分ができる範囲で、何ができるのかを個々で考えられる。そこが大事だと思います。日ごろのコミュニケーションが問われているとも感じます」と考える。

20年目を迎え、水野は「自分の名前を冠にいただいていますが、スタッフの努力によって、どんどん内容が変わりながら続いてきたので、みんなの努力があっての20年目だと思います」と感謝していた。