テレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」(金曜午後9時)が17日、放送された。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、通常行うアーティストの生パフォーマンスはなく、この日は「春うた30年の名曲ヒストリー」と題したVTR企画を放送した。

コブクロは番組にビデオメッセージを寄せた。黒田俊介(43)は、外出自粛が続く現在の過ごし方について「ゲームをしたりオーディオのセッティングをしたり。僕なりに有意義に過ごせているかな」。小渕健太郎(43)は「それぞれの暮らしが変わってしまったけれど、自分なりに乗り越えて、皆さんも頑張ってくれれば」と話した。

X JAPANのYOSHIKIは、米ロサンゼルスからVTR出演。新型コロナで暗いムードが漂う現状について「止まない雨はない。明けない夜はない。みんなで協力し合って、1日も早い夜明けを迎えられたらと思っています。ミュージシャンとして皆さんの心に寄り添えるように、音楽を通して努力したいと思います。皆さんの健康と安全を祈っています」とコメントした。

今回はアーティストの出演をVTRで振り返る構成で、司会のタモリ(74)とサブMC並木万里菜アナウンサー(24)は出演しなかった。

新型コロナの感染拡大後、同番組では無観客、タモリと並木アナの立ち位置の間隔を空けるなど対策を講じてきた。同局によると、24日の放送までアーティストによる生歌唱は行わず、VTRを編集するなど同様の措置をとるという。