英国ロックバンドのザ・ローリングストーンズが日本時間24日、約8年ぶりとなる新曲「LivingInAGhostTown」を世界同時配信リリースした。

同曲はミック・ジャガーとキース・リチャーズによる作品。以前から新作のアルバム用にロサンゼルス、ロンドンでレコーディングしていた楽曲で、“ロックダウン”が始まってからは個別に作業して完成させた。

メンバーもそれぞれコメントを発表した。

ミック・ジャガー「ロックダウンの前に、ストーンズはスタジオで新曲をレコーディングしていた。その中に、いま現在の状況に共鳴するような曲があったんだ。だから、それぞれが個別に作業してこの曲を仕上げた。その曲がこの『リビング・イン・ア・ゴースト・タウン』だ。気に入ってもらえるとうれしいよ」

キース・リチャーズ「長い話を短く説明しよう。この曲は1年以上前にLAでレコーディングしていた。以前から作業しているニュー・アルバムに入る予定の曲だった。そしてこの事態になって、ミックと、あの曲を早急に仕上げて出そうということになった。そういうことで『リビング・イン・ア・ゴースト・タウン』をリリースすることになった。みんな、気をつけてくれよ!」

チャーリー・ワッツ「この曲を仕上げるのは楽しかった。現状を表していると思うし、聴く人もそう感じてくれるといいなと思っている」

ロニー・ウッド「この数週間、多くの人たちからメッセージをもらっている。本当にありがとう。君たちが音楽を楽しんでくれているということは、俺たちにとって、すごく大事なことなんだ。今日は皆に新曲を届けるよ。楽しんでもらえるといいな。頭に残る特徴的なメロディーの『リビング・イン・ア・ゴースト・タウン』だ」

同バンドは、新型コロナウイルスの世界的流行によって、5月8日からスタートする予定だった「NoFilterTour」の延期を余儀なくされた。そんな中、ロニー・ウッドはいち早く“ステイ・ホーム”の推奨やNHS(イギリスの国民医療サービス)への支援を打ち出している。また、バンドとしてもレディ・ガガが発起人となって19日に開催した新型コロナウイルス感染症対策支援コンサート「OneWorld:TogetherAtHome」に出演。4人のメンバーがそれぞれの場所からオンラインで共演するスタイルで「無情の世界」を披露し、世界中にエールを送っていた。