米女優アンジェリーナ・ジョリー(44)が、新型コロナウイルスが世界中で感染拡大する中、希望の力強いメッセージを米タイム誌に寄せた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使で、同誌の寄稿編集者でもあるジョリーは、エドワード・フェルゼンタール編集長と対談を行い「人類を信じ、希望を持っている」と語った。

「Time 100:Finding Hope virtual summit」と題した対談で、新型コロナウイルスの感染拡大が子供たちに与える影響について言及。長年に渡り、世界中で難民支援を行ってきたジョリーは、「これまでたくさんの恵みと愛の力で乗り越えられない困難を克服してきた人々と出会ってきました。だから、(我々は)希望を持つ余裕があると思っています。助ける方法や何をすべきかを認識している限り、人類はそれを実行できるでしょう」と語った。

ジョリーは、休校で給食が食べられずに困窮する子供たちを支援するために食事を提供する慈善団体ノー・キッド・ハングリーに100万ドル(約1億1000万円)を寄付しているほか、UNHCRを通じてカンボジアやケニア、アフガニスタンの学校がパンデミックの中でも授業が行えるよう支援するための寄付も行っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)