稲垣吾郎(46)草なぎ剛(45)香取慎吾(43)のプロジェクト「新しい地図」と日本財団は27日、愛のポケット基金「LOVE POCKET FUND」をスタートさせた。キャッチコピーは「for youだけどfor meでもある」。つまり「あなたのためが自分のためになる」で、この言葉を胸に「誰かにやさしくすることで自分も幸せになれる」ファンドを目指す。

「新しい地図」が始まってから2年が過ぎ、3人が「どんな時でも応援していただいている皆さん(NAKAMA)の支えにより現在の自分たちが存在している、この感謝の気持ちを何かの形にしたい」と思い立った。日本財団がその思いに応え、協力が決定した。 「皆が1つになった時にそれが大きな力になる」との思いから、1つのポケットに多くの人の愛を入れていく「愛のポケット基金」構想が誕生。主に「生きにくさ」を抱えている女性や子供への支援や高齢者、地方創生に関わる支援を行う基金を、20年春に立ち上げ、ファンミーティングで発表するよう準備を進めてきた。

そんな矢先に、新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、まずはコロナ対策に取り組むことを決意。最前線で取り組む医療関係者やその子どもたちを含めた家族の支援や両親・ひとり親の感染家庭の児童預かりなどの支援を行うことを目的として、「LOVE POCKET FUND」内に「新型コロナプロジェクト」を立ち上げた。

同時に、同プロジェクト内に「新しい地図」から3000万円を入れた。

今後、同ファンドでは金銭と物資の両面で支えを必要とする人たちに寄り添っていく取り組みを展開していく予定。全支援先、支援内容については「LOVE POCKET FUND」のHP上で随時、報告する。

◆日本財団会長の笹川陽平氏 かねて新しい地図の稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんには、災害の時など、協力をしていただいておりました。昨年からは3人のご発案で財団とともに、主に「生きにくさ」を抱えている女性や子どもを中心とした支援や高齢者、地方創生にかかる支援を行う「LOVE POCKET FUND」を立ち上げようと準備をしておりました。そして現在世界中で大きな問題となっている新型コロナウイルスとの戦いは長期化が見込まれ、みんなの協力が必要となっていることに対して何かできないか、「LOVE POCKET FUND」の最初のプロジェクトとして、新型コロナプロジェクトとして医療最前線で活躍している医師、看護師、ボランティアやその子どもたちの支援などを行っていくことになりました。日本財団は間接経費を一切いただくことなく、皆様からいただいたご寄付はすべて支援活動にしっかりと使わせていただきます。どうぞみなさんの力で「LOVE POCKET FUND」をより大きなものとしていきましょう。よろしくお願いいたします。

◆稲垣吾郎 事態が収束し、1日も早く全ての人々が穏やかな暮らしを取り戻せることを祈って。これからも一緒に頑張っていきましょう。

◆草なぎ剛 「LOVE POCKET FUND」を通じて、つらい思いをされている方、悲しみや苦しみの中にある方に一緒に寄り添っていけたらと思います。

◆香取慎吾 今、僕らのために頑張ってくださっている方々に、みなさんの愛を届けます。上を向いていっしょに、がんばりましょう!

※なぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀