ミュージカル「テニスの王子様」「刀剣乱舞」などを手掛けてきた演劇プロデューサー松田誠氏が発起人になり、舞台専門の配信プラットフォーム「シアターコンプレックス」プロジェクトが発足した。

5月1日からクラウドファンディングを開始し、6月にはサービス開始予定。

新型コロナウイルスの感染拡大により、演劇業界は大きな影響を受けている。舞台公演ほぼすべてが中止になり、スタッフ、キャストが苦境に立たされている。

クラウドファンディングで集まった資金を利用し(1)舞台公演の映像配信(2)今後上演される公演のライブ配信(3)オリジナル番組の配信、などを実現していきたいという。(3)については、キャストの発案も取り入れていくとしている。

松田氏は「ネット上に架空の劇場を作るイメージです。この架空の劇場を作ることによってさまざまな舞台のアーカイブ作品が観られたり、舞台の生中継を共有することができます」と説明。「舞台を救え」をキーワードに活動していくとした。

さらに松田氏は「舞台が今まで経験したことのない危機にひんしています。決して舞台の灯を消してはいけない。新しいコンテンツを作ることで俳優やクリエイターに新しい仕事が生まれます。これによって多くの仲間を守れると考えました。舞台の火を消さないために、どうか皆さんの力をお貸しください。リアルな劇場でお会いできる日を目指して!!」とメッセージを寄せた。