新型コロナウイルスの感染拡大で、全米での公開が12月23日に延期となっていた、米俳優トム・クルーズ(57)が主演する米映画「トップガン」34年ぶりの新作「-マーヴェリック」の日本公開が、12月25日に決まった。配給の東和ピクチャーズが13日、発表した。当初の公開予定日は7月10日だった。

クルーズは新たな公開日が決定したことを受けて、「マーヴェリックは昔のままだ。今もマッハ2で飛びたがる男さ。(プロデューサーの)ドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーと一緒に『トップガン』を作り多くのことを学んだ。今でも僕の仕事に生かされてる」と語った。クルーズは5日に、米航空宇宙局(NASA)の全面協力を受けて、前人未到の宇宙空間撮影を準備中であることを発表したばかりだが、1986年(昭61)5月16日に封切られ、社会現象的な人気を呼んだ「トップガン」は、常に不可能に挑み続ける自身の映画製作の原点でもある。

また、2009年(平21)に一部のファンが呼びかけたことで、全世界でファンが交流する日として定着した「5月13日=トップガンデー」が、日本においても、「トップガンの日」として、日本記念日協会から正式に記念日認定された。

「トップガン マーヴェリック」は当初、全米では19年7月公開の予定だったが、撮影の都合で今年6月24日に延期されていた。それが新型コロナウイルスの影響で再度、延期されていた。