悪性リンパ腫の「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」で昨年12月19日に入院、先月30日に退院して自宅療養中の元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(57)が15日、文化放送「くにまるジャパン 極」(月~金曜午前9時)にリモート生出演して仕事復帰した。

進行の砂山圭大郎アナウンサー(44)と水谷加奈アナウンサー(52)、リモート出演のパーソナリティーのフリーアナウンサー野村邦丸(63)を相手に治療の様子を語った。

笠井アナは闘病を始めてから、ブログ、インスタグラムで発信を続けてきた。笠井アナのがんと戦う姿に励まされた人も多い。「自分自身は(白血病と戦った)水泳の池江璃花子さんに励まされてきた。僕が入院する、2日前に退院した。白血病の彼女が『次の次の五輪を目指す』と言うインタビューを見て泣いてしまいました。こんな若い(当時)18歳の子が『白血病とともに生きていきます』と言うのに励まされました。自分自身は(他人を)励ますというよりも、伝え手ですから公表していこうと思いました。公表することで世の中とつながっていけると思いました。フリーになって2カ月でがんになった。(治療が)長くかかれば1年ということで、忘れ去られていく恐怖がありました」と振り返った。

「世の中とつながるため、すがる気持ちでブログやインスタグラムをやっていました。もらったコメントには、本当に励まされました」と話した。