ナイジェリア出身のタレント、ボビー・オロゴン容疑者(54=本名・近田ボビー)が、自宅で妻の顔をたたくなどしたとして16日、埼玉県警に暴行容疑で現行犯逮捕されたことが分かった。

県警によると、オロゴン容疑者はこの日、さいたま市の自宅敷地内で日本人の妻の顔をたたくなどしたという。妻が午前11時50分ごろ、暴行を受けたと110番通報。駆けつけた県警の警察官に逮捕された。妻に大きなけがはなかった。当時、自宅内には子供が3人いたという。

オロゴン容疑者は90年代に、貿易業を営む父の手伝いで来日。スカウトをきっかけにTBS系「さんまのスーパーからくりTV」などテレビ番組に出演し、独特の日本語と天然ボケキャラでブレークした。2000年代には格闘技イベントでボブ・サプや曙、チェ・ホンマンらと戦うなど格闘家としても活躍した。07年ごろ日本国籍を取得している。

 

◆ボビー・オロゴン(Bobby Ologun)本名近田(こんだ)ボビー。1966年4月8日、ナイジェリア生まれ。大学卒業後の99年、貿易業を営む父の手伝いで来日。01年街頭インタビューがきっかけでTBS「さんまのSUPERからくりTV」に出演し人気に。04年「K-1Dynamite!!」で格闘家デビュー。同年映画「釣りバカ日誌16」で俳優デビュー。日本人の妻と結婚し2男3女。07年に日本国籍取得。182センチ、92キロ。