内藤剛志(64)主演のテレビ朝日系ドラマ「警視庁・捜査一課長 2020」(木曜午後8時)が21日、過去シリーズ作に新撮のリモートミニドラマを加えた「捜査一課長 2020年特別バージョン」として放送された。

冒頭で内藤演じる捜査一課長・大岩純一が登場すると、テロップで「テレワーク中」と紹介。庶務担当管理官・小山田大介(金田明夫)の「捜査一課の中に殺人容疑者がいる」とする報告の電話を「さすが“見つけ”のヤマさんだな」とほめると、小山田も「世の中こんな状況ですので、家で出来ることはないかと家内と2人でパソコンの練習をしております」などと応じ、時世を盛り込んだやりとりを披露した。

運転担当刑事・奥野親道(ナイツ塙宣之)も続けて姿を見せると、小山田に向かい「テレワーク中のパトロール、お疲れさまです」とあいさつ。また「至急、全捜査員を捜査本部に集めてくれ」と招集を命じる大岩一課長の言葉に「今はテレワーク中です。捜査員を集めていただかなくても、証拠はこの後流れる“捜査記録”の中に収められているそうです」と説明し、その後18年放送の「season3」第2話「謎のご祝儀殺人事件」を“捜査記録”として振り返った。

新型コロナウイルスの感染拡大により撮影スケジュールに変更が生じたため、同ドラマは今日21日から18年4月期の「season3」傑作選を放送すると発表。撮影はできない状況だが、ツイッターには「捜査一課長のテレワーク面白かった」「テレワーク斬新」など、工夫を楽しむ声が寄せられている。