新型コロナウイルスの影響で上演中止、自粛が続く演劇界を支援しようと立ち上げたプロジェクト「SAVE THE THEATER」が22日、新たな企画を発信すると発表した。

闘病のため芸能界を引退した元宝塚歌劇団雪組トップたかね吹々己(旧芸名・高嶺ふぶき)さんの「ラストコンサート」や、舞台人によるチャリティートークを有料配信(300円)し、その収益を寄付する。

同プロジェクトは4月29日の開設以来、視聴は3週間で2万7000人を超えた。呼び掛け人の「劇団とっても便利」大野裕之氏によると、チャリティーTシャツも販売し、全額を寄付。「苦境にある演劇界に少しは意味のある活動ができているのではないか、ありがたく思います」とコメントした。

今回、新たな企画として、たかねさんの「ラストコンサート」を有料配信するなどを決めた。たかねさんは4月に京都で、同劇団公演「美しい人」に出演。その特別カーテンコールとして、コンサートが開催されており、その模様を特別限定配信するという。

「舞台人によるチャリティートーク」は、わかぎゑふと大野氏、狂言師の茂山逸平と、尾上流家元の尾上菊之丞ら舞台人が、ジャンルを超えて演劇についてのトークを展開。「-チャリティートーク」は22日午後7時から31日まで、たかねさんのラストコンサートは23日午後7時から31日までの配信になる。

詳細は、演劇支援プロジェクトhttps://savethetheatre.zaiko.io/