新型コロナウイルスに感染した元NHKアナウンサーでフリーアナの住吉美紀(47)が25日、TOKYO FM「Blue Ocean」(月~金曜、午前9時)にリモートで生出演し、約1カ月ぶりにパーソナリティーとして復帰した。住吉は冒頭で「9時です。住吉美紀です。おはようございます。いや~お久しぶりでございます!」と、元気いっぱいにあいさつした。

住吉は1曲目が終了後、「いやいやいや、毎日、聴いてくださっている皆さん、ご心配をおかけしました。帰ってきました。無事回復したと言うことで、5週間おやすみしました。人生、分からないですね。20年、オリンピックも延期になって4月を迎えましたが、自分が感染し、5週間も入院、治療するとは」と語った。その上で「初めての入院。長いようで短い、短いようで長い時間で、つらいしかない。でもね…回復してみると、良いこともいっぱいあった。こんなに、たくさん思ってくださる方がいるのかと。番組9年目…こんなに思って聞いてくださる人がいるとは…発見。再起動した私…恩返し出来るか分かりませんが、思いを持って、朝の時間、思いを持ってやっていきたい」と感謝した。

住吉は4月16日の「Blue Ocean」の放送後に体調の異変を感じ、37度5分の熱があったという。その後も同レベルの熱が続き、同18日には39度を超えたため電話での問診後、同19日早朝に都内の医療機関で受診。CT検査で肺炎と診断され、そのまま緊急入院してPCR検査を受けた。同20日以降は連日40度まで上昇。その後、PCR検査を受けて22日に陽性が確認され、所属事務所が同日夜に新型コロナウイルスへの感染を報告した。

その後、住吉は3日に退院し、自宅療養を続けていた。22日には番組に肉声でメッセージを寄せ「来週25日の放送から『Blue Ocean』に戻れることになりました。今回の自分の経験を踏まえ、また朝の時間をご一緒できることをとても楽しみにしています」と番組への復帰を報告。同日には自身のインスタグラムで「回復度合いを診ていただくための再検査のため、病院へ。炎症も内臓の数値いろいろもすべて正常値に戻っていて」と、再検査を受けた結果が良好だったと報告した。

「Blue Ocean」は、住吉が発熱した前日の4月15日からリモート出演に切り替えていた。番組はピンチヒッターとして、4月20日から元TBSのフリーアナ吉田明世(32)、同27日から番組の初代パーソナリティー望月理恵(48)、今月4日から元テレビ朝日のフリーアナウンサー宇賀なつみ(33)、その後が再び望月が出演していた。