新型コロナウイルスに感染した元NHKアナウンサーでフリーアナの住吉美紀(47)が25日、TOKYO FM「Blue Ocean」(月~金曜、午前9時)にリモートで生出演し、約1カ月ぶりにパーソナリティーとして復帰した。

住吉は「私、無理かも…とか弱気な時もあった。途中、無理かなと思った。あんなに仕事、頑張ってきたのに、何で…と思った」と入院し、加療する中で1度、番組への復帰を諦めそうになるくらい、心が折れそうになったと明かした。その上で「医師、看護師の皆さんは、ものすごい。プロだね。技術ももちろんだけど、器、優しさがすごい。主治医が『必ず治るから大丈夫と励ましてくれた』」と、治療に携わってくれた医療従事者に感謝した。

住吉は、入院していた病院で新型コロナウイルスの集中治療室(ICU)で働く看護師が病室に直接、電話をしてくれて号泣したと明かした。「ICUで、ずっと働いている看護師さんがいた。番組を聴いて頑張っていたと。お盆も正月も休みなく頑張ってきた住吉さんの番組を聴いて、一緒だと頑張ってきたと、励ましの電話をくださって、号泣」と振り返った。そして「(電話で)気持ちが少し立て直してきて、戦おう、戻ろうという気持ちが強まった。頑張って、戻って、みんなの役に立ちたいと思った。ものすごく感謝しています」と語った。

住吉は、25日にも緊急事態宣言が全国で解除される見通しであることを踏まえ「社会の中で、つながりを感じにくい、会わないで仕事していると思うけれど。…必ず誰かの役に立っていると思って乗り越えましょう。緊急事態宣言が解除されると思うけれど、油断せず、体に気を付けて、誰かとつながってると思って頑張っていきましょうね」と、リスナーに呼びかけた。