フジテレビの遠藤龍之介社長(63)は29日、新型コロナウイルス禍後のテレビのあり方についてコメントを発表した。

「普段は学校や会社に行っている世代が、家にいることで、地上波でどのような番組を選択し、地上波以外のどのようなコンテンツに接したのかなど、これまでは把握できなかった、今の時代だからこその視聴者の興味や、テレビに求められているものが逆に見えてきたと感じています。

フジテレビでは4月より『13歳~49歳の男女(弊社ではキー特性と呼びます)』の視聴率をより重視していく方針で臨んでおりますが、ネット配信など動画コンテンツをさまざまなツールで手に入れられる現代社会で、キー特性はじめさまざまな世代に、どのようなコンテンツをどういうルートで提供していくべきか、そして地上波にどのような番組が求められているのかについて、将来を見据えて、さらに研究していきたいと考えています」。

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、今月の定例社長会見が中止となったことを受け、ラジオ・テレビ記者会が提出した質問に文書で回答した。