米女優で歌手のジェニファー・ロペス(50)と婚約者で元ニューヨーク・ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲス氏(44)が7日、米ロサンゼルスで行われた人種差別への抗議運動ブラック・ライブス・マターに参加し、集まった2万人の市民と共にハリウッドの街を行進した。

2人は「Enough is Enough(もうたくさんだ)」と「ブラック・ライブス・マター(黒人の命は大切)のために声をあげよう」と書かれたプラカードを手に抗議の声をあげながら歩く姿をSNSで公開。「私たちは自分たちが信じていることに立ち向かい、この世界の不正と戦わなければいけません。この世界が変わるまで平和的に抗議を続けます」とコメントしている。

先月25日にミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官によって押さえつけられ死亡した事件を受けて全米各地で連日行われている抗議デモは7日もロサンゼルス各地で行われ、数万人の人たちが人種差別撲滅を訴えた。

ロペスはインスタグラムで、元夫の歌手マーク・アンソニーとの間の双子の子供たちが「ジョージ・フロイドのために何かしたい」と提案し、プラカードの制作を手伝ってくれたと明かしている。ロペスとロドリゲス氏は今夏にイタリアで挙式を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)