米歌手テイラー・スウィフト(30)が、およそ10日ぶりにツイッターを更新し、全米を席巻する人種差別抗議運動ブラック・ライブス・マターについて語った。

スウィフトは先月末にトランプ米大統領が黒人男性が白人警察官によって殺害された事件を受けて拡大する抗議デモについて「略奪が起これば銃撃も辞さない」とツイートしたことに対して「11月の選挙で落選させる」と批判して以来となるツイートで、警察による蛮行や人種差別をなくすためには選挙で投票することが大切と訴えた。

8460万人のフォロワーに向けてツイッターを連投したスウィフトは、まず最初に人種的な不公平が根深くはびこる地方や州政府に変化を起こす必要性を訴え、「人種差別や警察官の蛮行と闘ってくれる人たちを選挙で当選させなければ」とツイート。その後も、「地方や州レベルの政治を変えることについて書かれた興味深い記事」と、オバマ前大統領がオンラインメディア「ミディアム」に寄稿した記事をシェア。そして最後は11月の選挙がコロナ禍でも投票が可能となるよう、「郵送による投票実現に向けて戦わなければいけない」とツイートし、「自分の健康か声を届けることかの二者選択をすることがあってはいけない」と訴えた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)