新型コロナウイルス肺炎から回復した俳優石田純一(66)が11日、文化放送生ワイド「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(月~金曜午後3時半)の木曜コメンテーターとして約2カ月ぶりにレギュラー復帰し、午後2時20分すぎ、スタジオ入りした。濃紺のジャケットにパープルのストライプシャツ姿で取材陣の呼び掛けに応じ「いろいろご迷惑をかけてすみません」「おかげさまで体調は大丈夫です」と元気な様子で語った。

4月の感染以来、妻でプロゴルファー東尾理子から外出を懸念されていたにもかかわらず、5月31日に都内で5~6人の男女と食事会を行い、マスクをせず歩いていた様子が写真週刊誌に報じられた。理子に怒られたという石田は「いつも『出るな』と言われているが、いろいろある」とし「マスクをしなかったのは申し訳ない。不注意でした」と話した。

一方で「報道には正確でないものもある。反論したいことも多いが、許されない」と不満も口にした。政府による非常事態宣言下にあった4月に沖縄を訪れ体調不良になったが、「ゴルフ場でかかってゴルフ場で発症したというのは違います。あんな広いフィールドではないだろうとゴルフ場の方からもお叱りを受けた。4月5日前後だったらレストランかなと思うが、周りはみんな陰性なので違うと思う」。

石田の行動を批判するネットの声にも苦言を呈した。「ネットの場合、言葉が先鋭化しているというか、過激化している気がする。ちょっとやられています」。「できればお互い、いろいろありますけど、コロナに対して一緒に乗り越えていこうというのであってほしいが、いろいろ怒られている。すいません」と語った。

石田は、政府による緊急事態宣言下だった4月10日に仕事で沖縄を訪れて体調不良となり、帰京後に入院。同15日にPCR検査で陽性が判明した。5月12日に退院し、自宅療養を続けていた。