松竹は25日、映画の製作、配給事業100周年を記念した取り組みの一環として、特設サイト「松竹映画 100年の100選」と「松竹・映画作品データベース」を開設した。

「-100年の100選」は、約5000作品の松竹映画の中から、今見たい映画をテーマに選んだ100作品を紹介している。ポン・ジュノ監督(50)黒沢清監督(64)俳優松坂桃李(31)がおすすめ作品を紹介するコーナーもある。

松坂は「聲(こえ)の形」(山田尚子監督、16年)を選び「人との間に自然と湧いてくる温かさや怖さ、冷たさ。自分が生きてきた思い出とともに思い起こし、感じられる作品です。人間誰しもが持つ感情、まさに聲を形にすることの大切さもこの作品を通して知りました」とコメントしている。

ポン・ジュノ監督は「復讐(ふくしゅう)するは我にあり」(今村昌平監督、79年)、黒沢監督は「日本の夜と霧」(大島渚監督、60年)をチョイスした。

「-データベース」は第1弾として、小津安二郎監督、木下恵介監督、山田洋次監督ら、著名な監督作品や14年以降の作品からピックアップした1011作品を掲載。来年中には約5000の全タイトルを掲載予定。