歌手氷川きよし（42）の芸能生活満20周年を記念した初のポップスアルバム「Papillon（パピヨン）」が6月9日に発売され、4万枚超のスマッシュヒットになっています。日刊スポーツでは、全14曲を1日1曲ずつ、氷川自身が紹介をする連載「きよし　この曲」を木、金、月、水曜日に掲載します。

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1曲目「Papillon(パピヨン)」

今年、デビュー満20年を迎えました。今、やるべきことは、これまで悩んだり苦しんだりしてきた経験を通しての自分のメッセージをメロディーにのせて伝えることだと思いました。そんな思いに背中を押されて制作したのが、今回のアルバムです。

1曲目の「Papillon」を初めて聴いたとき、表題曲にとすぐに決まりました。まさしく、自分自身のことを歌っているかのような気持ちです。さなぎがチョウに変化していくように、人間として輝くというステップですかね。

多種多様な社会の中で“自分らしく生きる”、そして“愛する人のために生きていく”という主人公の思いがすごく表現されている作品です。

好きなフレーズは「狂おしく　愛おしい　優しさで　包まれて　あなたの手　触れたとき　目覚め生まれ変わる」です。1人の人のことを愛したときに、人は生まれ変わると教えてくれています。（氷川きよし）