LDHの5人組ヒップホップグループ、DOBERMAN INFINITY(ドーベルマンインフィニティ)が、「日本の花火『エール』プロジェクト」のアンバサダーに起用され、応援ソングを制作することが1日、分かった。

コロナ禍で全国の花火大会が中止・延期となる中、日本花火鑑賞士会などで結成された「日本の花火を愛する会」を中心に、行き場の失った花火をサプライズで打ち上げて業界を支援するプロジェクト。全国29都県81社の花火業者らが賛同しているという。

同グループは10~20代男女の若者がファン層の中心。昨年には初の全国アリーナツアーを開催し、同7月には音楽フェスも主催した。「若い世代に今の苦境を伝えていきたい」というプロジェクト側の意向にピッタリで白羽の矢が立った。

メンバーのSWAY(34)は「大の花火好きの僕たちがアンバサダーとして、皆さんと一緒に日本の花火を応援していくことになりました。ワクワクドキドキ感を一緒に感じて楽しんでもらえれば」。応援ソングはチャリティーとして配信され、収益は花火業界の支援に役立てていく。P-CHO(40)は「聞いてもらった皆さんの心の中でエネルギーや元気という力強いものが打ち上がるような楽曲にしたい」と意気込んでいる。

関係者によると、LDHではこれまで、音楽に合わせて花火を打ち上げるライブイベントを計画していたという。今回のプロジェクトも新たなきっかけにして、音楽と花火を融合させて“日本を元気に”していく。

 

◆DOBERMAN INFINITY(ドーベルマンインフィニティ) KUBO-C(リーダー)、GS、P-CHO、SWAY、KAZUKIの5人組ヒップホップグループ。00年に結成の「DOBERMAN INC」が前身で、04年にメジャーデビュー。昨年11月、初の全国アリーナツアーを成功させた。今月4日には「LIVE×ONLINE」に出演する。