日本伝統芸術の総合プロデュースを行う、一般社団法人「日本伝統芸術伝承協会」が主催するオンラインダンスオーディション「JAPAN SOUL DANCE AUDITION」の開催が、このほど発表された。

新型コロナウウイルス感染拡大防止のため、今年は動画投稿で誰でも参加できる形式で開催される。

賞金総額は100万円。さらにオーディション優勝者には、「JAPAN SOUL DANCER」として活躍する機会も用意される。詳細は「JAPAN SOUL DANCE AUDITION」の公式ホームページから。

発表に先駆けて、都内で「JAPAN SOUL DANCENIGHT」が開催された。

今月3日に感染症予防対策や十分なソーシャルディスタンスを保った環境の下、「和のエンターテインメントと日本食の融合を目指す」というコンセプトで行われた。

オープニングは、心地よいラテンのノリが印象的な4人組、AlexanderLPが登場。「まだ日本語上手じゃない」と言いながら、尾崎豊さんの名曲「I LOVE YOU」を歌った。

2番手に登場したのは、アクロバットなダンステクニックを駆使し、新しいダンスのジャンルを切り開く8人組のダンスパフォーマー、WOLF KABUKI。和のリズムをバックにして、扇子や刀をなどを用いたパフォーマンスでアクセントを交えながら、ダイナミックな舞を披露した。

3番手は、白い全身とキツネの面が特徴的な3人組、狐太鼓グループが登場。この日がデビューステージという3人は、和太鼓のダイナミックな演奏に加えて、グルーブを加速させるチャッパのリズム、さらには壮絶なソロパートが印象的な三味線など、それぞれの個性が光る確かなパフォーマンスを披露した。

続いての演目は、浅草の町で江戸時代から受け継がれてきたという伝統芸能、花振袖。白塗りの化粧に桃割れの頭髪、さらには肩揚げの施された振り袖姿で、古くから伝わる優美な舞を披露して会場を魅了した。

最後は青森県の民俗舞踊「じょんがら」を現代風にアレンジした創作舞踊。「リンゴが育っていく様子をイメージした」という赤い着物を身に纏い、一糸乱れぬキレのあるパフォーマンスを披露した。