ABCテレビ(大阪市福島区)は7日、同社の東京制作部で制作中の番組スタッフが新型コロナウイルスのPCR検査を受けて陽性だったと発表した。スタッフは制作会社が契約したフリーランスの撮影助手で20代の男性。現在、発熱などの症状はなく、都内の自宅で療養しているという。

同社の広報担当によると、男性は未発表のドラマ制作に携わっていた。

男性は1日、撮影前の検温で37~38度台の発熱があり、内科医からへんとう炎の診断を受けたため帰宅。3日には症状がなくなったためロケに参加。同居する家族がPCR検査で陽性だったと判明し、自身も4日に検査を受けたところ、6日に陽性と分かった。

撮影中はマスクを着用し、出演者とは距離を保っていたが、念のため、番組出演者や他のスタッフは6日に自主的にPCR検査を受けた。検査結果が判明するまで撮影は見合わせるという。