男女ユーチューバーのヴァンゆんが6月27日にアップした動画「【踊ってみた】ハッピーウエディング前ソング/ヤバイTシャツ屋さん(ヴァンゆんver)」が公開から11日で、約235万再生と注目を集めている。

ヴァンゆんは元ビジュアル系バンドボーカルのヴァンビと元アイドルゆんによるコンビ。ドッキリ系やモニタリング系の動画が主流で、「踊ってみた」系はまれだ。ヴァンビは「視聴者さんからやって欲しいという声があって、動画で10万いいねいったらやると言ったら、本当に10万行きました」。

動画はかなり凝った編集で、ヴァンゆんとしてのこだわりが詰まっている。ヴァンビは「楽曲自体は以前からはやっていて、すでに他のユーチューバーも使っていたりしたので。今からヴァンゆんが動画にするには、何かギミックを加えないと伸びないと思いました」とこだわりを話した。

熱く語るヴァンビに対してゆんは「ヴァンビ君が全然フリを覚えなくてねぇ~」と明かした。「動画をやろうとなってから、何回か練習したんですけど、ヴァンビ君は2、3回挫折しているんです。『ゆんちゃん、ホント無理!! もう俺やめる』『これ、謝ってやらんわ!』とまで言っていました。だからケツをたたいてやらせました!!」。楽しく踊っているように見える動画の裏には、そんなドラマがあった。ゆんの努力がなければお蔵入りの可能性もあったのだ。

ゆんは続ける。「本当は表情とかも言ってたんです。ここは笑顔とか、ここは真顔とか細かく言っていたんですけど、撮り終わった動画を見たら全部口が半開きで!! もう必死の表情なんです」。これに対してヴァンビは「無表情ってダサイじゃないですか。だからずっと笑っていようと思って。でも笑った状態で顔が死んでいました」。

1本の動画には作り手のこだわりはもちろん、ドラマが含まれている。そんなドラマの舞台裏を知った上で楽しんでみると、新たな発見だができるかもしれない。