松本幸四郎(47)がオンライン歌舞伎「図夢歌舞伎『忠臣蔵』」で祖父の初代松本白鸚と39年ぶりに共演する。18日午前11時配信の第四回「七段目」で、初代白鸚が演じた大星由良之助の舞台映像と、リアルタイムで寺岡平右衛門を演じる幸四郎の映像を組み合わせて、時空を超えた共演が実現する。

81年の高麗屋三代襲名公演で、市川染五郎を襲名した幸四郎の力弥に、初代白鸚が由良之助を演じた思い出深い映像で、幸四郎は「祖父との最後の共演舞台であり、染五郎襲名狂言という、私にとって特別な演目です。祖父と共演する夢をかなえられるのは図夢歌舞伎しかない。図夢歌舞伎だからこそ実現できる、と出演を依頼しましたらOKをいただけました。とても大切な演目での祖父との共演、とても楽しみです」と喜んでいる。

遊女おかるは、初代白鸚のおいの中村雀右衛門が出演する。チケット料金は3700円。