日本資本主義の父と称される渋沢栄一を主人公にした来年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(日曜午後8時)の出演者が10日、同局から発表された。すでに発表されている主演の吉沢亮(26)演じる渋沢栄一とともに、物語の中で重要な役どころになる、徳川幕府第15代将軍なる徳川慶喜を草なぎ剛(46)が演じる。農民の栄一が倒幕を志すも挫折し、新政府の中で時代を切り開いたのは、慶喜との出会いがあったからだという。同作では、栄一と慶喜の物語がパラレルに描かれる。

草なぎは「いただいた台本からはエネルギーをすごく感じていてパワーのあるストーリーを感覚を研ぎ澄ませて演じ、みなさんの記憶に深く残る徳川慶喜にしたいです。僕の人生にとっても大きな役になると思います。全力をもって挑みたいと思っています」。吉沢も「これほど豪華で実力のある先輩方とともに作り上げる青天を衝け、とても楽しみです。自分にとって最大の挑戦。皆さま、お手柔らかにお願いします」とコメントした。

草なぎが地上波の連続ドラマに出演するのは、17年1月期のフジテレビ系「嘘の戦争」(火曜午後9時)以来となる。