元La'cryma Christiのメンバーで、現在は音楽ユニットALICE IN MENSWEARで活動するギタリストのKOJIが、食道がんと診断されたことを報告し、治療に専念するとした。

同ユニット事務局は13日、公式サイトで「2カ月ほど前からギターKOJIが体に異変を感じ、検査しましたところ食道に腫瘍が見つかり、さらに詳しい検査を行った結果『食道ガン』であるという診断が出ました。幸い転移は見つからなかったため、まずは抗ガン剤治療にて腫瘍を小さくし、状況を見極め手術する運びとなりました。治療とリハビリに専念させて頂くため、現在予定されていましたライブ、イベント等は一度全て中止させて頂き、回復を果たしてから改めて仕切り直しをさせて頂きます」とした。

KOJIは「突然の発表で驚かせてしまい申し訳ありません。5月の末くらいから物を飲み込む時に飲み込みにくくなるという違和感を感じ、すぐに病院に行き、検査を繰り返して来ました。飲み込む時に水を一緒に飲まないと胸でつっかえるというような感じで、このような症状は『食道ガン』か『逆流性食道炎』の可能性があるとの診断でした。その後胃カメラの診察で食道ガンである事が発覚し、現在は設備の整った大きな病院で抗ガン剤の治療と手術に向けての準備をしています」と報告。「なお他の場所への転移は見つからず、食道にある腫瘍を取り除く手術を行えば再発の可能性は非常に低いという事です」と説明した。

メンバーやスタッフ、ファンに対し「事実を伝えるとショックを受けるだろうし、悲しいというようなマイナスな気持ちにさせてしまうであろうと思うと胸が痛いです。手術を要さない治療の可能性も諦めてはいなかったので、報告がこのタイミングになってしまいましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「今後は前を向いて病気と向き合って行きます。大好きな音楽、ギター、ライブを今までと変わらずに楽しめるように、しっかりと治療し、回復に努めてまいります。ご心配をおかけしますが、必ず元気になってまたステージに戻って来たいと思いますので、少しばかりお時間を頂けたらと思います」とした。