フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さん(22)が視聴者らから誹謗(ひぼう)中傷を受けた後に死去した問題で、母響子さん(43)が15日、放送倫理・番組向上機構(BPO)に審議を申し立てる書類を提出したことが、響子さんへの取材で分かった。

響子さんによると、花さんは生前、中傷が集中した番組内でのシーンなどについて、スタッフの指示があったと話していた。「花が暴力的な女性のように演出・編集され、過呼吸になっても撮影を止めてくれなかった。人格や人権が侵害された」と指摘した。

「テラスハウス」は「台本のない日々」を売りに、男女6人の共同生活を映す番組。問題を巡り、フジ側が出演者側と「スケジュールや撮影方針(演出、編集を含む)に関して、全て指示・決定に従う」との項目がある誓約書を交わし、違反して制作に影響が出た場合に損害賠償を負う内容があったことも判明。フジは今月3日の定例会見で「出演者の意図に反するような指示はなかった」と強調し、事実関係の検証のため関係者の聞き取りなどを進めている。(共同)