俳優舘ひろし(70)が21日、消費活性化対策「マイナポイント事業」の新CM発表会に出席した。所属する石原プロモーションが今月17日、来年1月に芸能業務を終了することを発表して以来初の公の場。

石原プロの発表について、舘は「57年、私が在籍して37年。皆さんに支えられてやってこられた。感謝の気持ちでいっぱいです。ファン、関係者の皆さんに心から感謝します」と話した。

今回の業務縮小発表に際し、石原裕次郎さんの夫人で石原プロ会長のまき子さんは、裕次郎さんの遺言「俺が死んだら即会社をたたみなさい」という遺言を実行したと報告した。

この遺言の意味について、舘は「きっと石原さんは、ちゃんとみんなでやっていけるか心配だったんじゃないですかね。石原さんの理想の会社は映画製作を目指していた。それができないとなったら閉めた方がいいと思ったんじゃないでしょうか」。

今回の決断の経緯を聞かれ、舘は「渡はもともと、もっと早く閉めるべきという意見だった。まき子夫人が我々のふがいなさを見て、やってきたんだと思います」と、渡哲也の思いやまき子さんの気づかいを代弁した。

自身の今後について「今後は(会社を)閉めるということになりますけど、私個人としては、渡に全てをあずけたわけですから、渡次第。これからゆっくり話し合っていきたいと思います」とした。

発表会にはほかに、笑いコンビ、ずんの飯尾和樹(51)、元乃木坂46の深川麻衣(29)が出席。