米大リーグ史上初の女性常勤コーチとしてサンフランシスコ・ジャイアンツに採用された元女子ソフトボール選手のアリッサ・ナッキンさん(30)が、20日のオークランド・アスレチックスとのオープン戦で1塁コーチとしてデビューを果たした。

ジャイアンツは今年1月16日にナッキンさんをアシスタントコーチに起用すると発表していた。女性コーチが大リーグの試合に登場するのは歴史上初めてで、SNSではファンや選手たちから祝福のコメントが相次いでいる。

ナッキンさんは2009年から12年にかけてサクラメント州立大学でソフトボール選手として活躍。一塁手として全米学生優秀選手に4度選ばれる実績を残し、その後はサンフランシスコ大学の野球部で最高情報責任者を務め、14年にジャイアンツに野球運営部部門のインターンとして入団していた。アシスタントコーチに起用が決まった時は、球団の健康促進プロジェクトやイベントの開発・調整を担当していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)