松本幸四郎(47)のオンライン配信による図夢歌舞伎「忠臣蔵」が25日、最終回を迎えた。

「仮名手本忠臣蔵」を全5回で構成し、幸四郎も大星由良之助、高師直、加古川本蔵など大役を次々と演じ、市川猿之助らが共演した。

この日も早変わりで熱演した幸四郎は、終演後のトークコーナーに登場。「3月に歌舞伎座でお芝居して以来出会う方々ばかりでした。大道具さん、照明さん、衣装さん…」と感極まって涙で声をつまらせ、「歌舞伎には底力があるんだぞ、というところをお見せしたという思いがあった」と話した。

8月1日から再開する歌舞伎座「八月花形歌舞伎」では第4部「源氏店」に出演予定で、「歌舞伎が好きという思いを爆発させてつとめたい」と話した。